ニキビを退治する洗顔の方法は難解 [にきび]

昨年12月に行ったサティス製薬のアンケートを興味深く見ました。

対象は、20歳から40歳までのニキビができたことのある女子309名で、
少なからずニキビ予防や、対応に関して悩まれた方達が答えています。

ニキビができた時に最も効果的なスキンケアは、洗顔料と半数以上の方が
回答しています。しかし、洗顔料の選び方に明確な基準を持っているわけではなさそうです。
やはりブランドと価格重視で、ニキビ対策の機能をあまり参考にしてはいないとありました。


サティス製薬は、洗顔料の中に入っている『保湿剤』が、ニキビの原因である
アクネ菌を増やす栄養になっている場合があると、研究結果を発表しています。

ニキビを退治するために、アクネ菌に対する殺菌効果や、患部への抗炎症効果が
折角含まれていても、アクネ菌の餌となる成分も含まれていると、
完治することは難しいということでしょう。


ただ、洗顔に関しては、洗顔料だけに全ての原因があるわけではないことを、
最近色々な方面から言われています。

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ニキビや脂性肌の方は、朝晩顔を実によく洗います。
毛穴に詰まった皮脂が、アクネ菌を生みだすと言われているために、
皮脂を根こそぎ毎回取り出すことに、必死になるからです。

人間の肌は、紫外線を含め外からの刺激から守るために、天然のクリームを
持っています。それは、皮膚から分泌される皮脂や、汗線からの汗、垢が混じったものですが、
洗顔によってこれらの天然クリームも洗い流してしまうのです。

天然クリームが剥がれると(バリア機能低下)、外からの細菌が肌内部に入り込み、
肌が炎症を起こします。

この天然クリームは、美肌菌といわれていますが、美肌菌が減ることにより、
肌の常在菌のバランスが狂って、アクネ菌が増えてしまうのです。

さらに、バリア機能の低下により、肌水分の蒸発をドンドン招き、
肌が乾燥から守るために皮脂分泌を過剰に行いますので、ニキビに繋がっていきます。

このような、洗顔による乾燥から肌を守るために、洗顔料に保湿剤が入るのですが、
この保湿剤が悪影響を及ぼすという、複雑な関係になります。


確かに・・・


ニキビを治すには、洗顔です。
でも、洗い過ぎや、ニキビをターゲットにしていない洗顔料を、無防備に選ぶと
逆効果になります。
ニキビ専用のものを選んで、バリア機能を傷めるようなゴシゴシ洗いや、
洗いすぎに注意する必要もあるようですよ。

付け加えますと、にきび洗顔料は、できるだけ天然由来のものにして、
肌への刺激を少なくすることもポイントです。洗顔料には合成界面活性剤、
着色料が入っていないものがいいですね。


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